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令和5年3月14日(火)12時30分~13時、「令和4年訪問看護スタートアップ研修 新卒枠・後期中山間枠修了式」を執り行い、新卒枠1名、後期中山間枠2名、合計3名(訪問看護ステーション3名)が長期の研修を終え、修了の運びとなりました。
修了式では、高知県健康政策部在宅療養推進課長、都築一元様より、「新卒枠は1年間、中山間枠は6か月間の長期研修、本当にご苦労さまでした。本来の業務と並行して学ばれ、大変なご努力であったと思います。これから訪問看護業務に取組む中で、様々な課題も見つかってくると思いますが、周りの先輩方やこの講座で学ばれたことを思い出しながら正面から課題に向き合っていただきたいと思います。」とお祝いの言葉をいただきました。
当日、所用で列席できなかった池田光徳健康長寿センター長からは、「修了おめでとうございます。受講期間はコロナが流行していたため、所属ステーションでの仕事量が増えている時期でしたが、県内の遠方から対面で参加されたり、Zoomを利用した講義を受けられたり、この時期に応じた受講形式でご参加くださいました。本講座の修了者として自信を持って在宅看護に邁進してください。」とメッセージをいただき、講座責任者の森下安子先生から、一人ひとりへ修了証が手渡されました。
森下安子特任教授からは「これからは高知県の在宅看護を発展していくための仲間として、みなさんの実践力と合わせて高知県の在宅看護を創り上げていくスタートの時になりました。これからは高知県の訪問看護、在宅看護を拡充していく仲間として一緒に頑張りましょう。」とメッセージをいただきました。
修了者の方々からは、「在宅看護の知識、技術を学び、個人に合わせた振り返りをしてもらいできないことができるようになった」「訪問看護は何かということからの出発だった。同じ仲間と学び、これからも試練はあると思うが今後に活かしていきたい」「一人で訪問に行く中でもこれでよかったのだと思うことが増えた。研修では専門家に学び意見交換し、深い学びとなり、自信につながった」という前向きな声が聞かれました。
新卒枠の方は1年間、中山間枠の方は6か月間と長期間の研修のなかでは、第7波から第8波の新型コロナウイルス感染拡大が重なった時期もありました。受講された方は厳重な健康管理や感染対策を行いながら、時にはコロナ感染者の在宅療養の訪問を行なうこともあり、研修との両立は身体的・精神的負担も大きかったことと思います。
しかし、仲間と支え合いながら、主体的に研修に参加してくださり、これまでの看護実践の振り返りを行い、自分の目標を見失わず、訪問看護実践力を育んでくださったと感じています。また、このような大変な時期にも関わらず、受講者の方々を研修に送り出してくださった職場の皆様に深く感謝申し上げます。
今後は修了生フォローアップ研修をご案内し、継続的な学びを支援していきたいと思います。
集合写真