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令和5年度後期の訪問看護スタートアップ研修は、受講者6名(中山間枠サード3名、全域3名)を迎え、10月3日(火曜日)開講式・オリエンテーションを執り行いました。
開講式では高知県健康政策部在宅療養推進課、都築一元課長より、「これまでに169名の方が受講され、修了後は地域の訪問看護師として活動されています。訪問看護師の数は増加傾向ですが、県中央部に集中しており、地域によってサービスに偏りがあります。2025年に向け、訪問看護の提供体制のさらなる充実と共に訪問看護師の育成は欠かせません。基礎から最新の知識・技術を学んだうえで、職場では諸先輩方からアドバイスを受けながら、ゆくゆくは現場をリードする存在になっていっていただけるものと思っています。くれぐれも健康に留意されて頑張ってください」と激励のお言葉がありました。
池田光徳健康長寿センター長からは「6名の方が3ヶ月後には研修を終えて、自信を持って出発できることを期待しております。多様な講師の方が準備に時間をかけて講義をしてくださいますので、みなさんに提供できるコンテンツは非常に有益なものであると思います。健康に関わる事業はさらに発展すると思いますので、自信を持ってこのコースに臨んでいただきたいです。」と挨拶があり、講座責任者 森下幸子先生からは「この講座は県民の方々が家に帰りたい、このまま施設や家にいたいという願いを叶えるために地域で働く訪問看護ステーションや病院の看護師を育成しています。3ヶ月という長い時間になるので、健康に留意しながら皆さんのサポートをしていきたいと思います。」とメッセージがありました。
受講者を代表して、高知中央訪問看護ステーション大田原美保さんから、「住み慣れた場所で利用者本人が主役となり、望まれた生活を送ることができるよう支えられる看護師になりたい。研修を通して地域医療を担う一員になれるように努力をかさねていきたい。」と挨拶がありました。
10月4日(水曜日)より35科目138時間の講義・演習がスタートしました。後期は臨床経験のある看護職の参加が多く、訪問看護ステーションや病棟の入退院支援など様々な現場で実践を積まれている方も受講されています。人数は少ないですが、経験をふり返り、仲間とのディスカッションを通して主体的な学びと実践を結ぶ学習支援を行っていきたいと考えています。
池田センター長あいさつ 集合写真