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まず技術面では様々な利用者さんの疾患や症状、治療内容やお薬などを総合的にとらえることができるようになってきたため、変化に気付き、アセスメントしてケアにつなげられるようになってきたと感じています。手技も回数を重ねることで目の前の利用者様に合ったケアを工夫する余裕も出てきました。そして、総合的にとらえてケアにつなげることができるようになったことで余裕が生まれ、利用者さんやご家族とのコミュニケーションがうまくはかれるようになり、よりその方の性格や生活などに合った個別性の看護が考えられるようになってきていると感じます。
まだまだ症例や経験不足のため、利用者さんやご家族からの疾患や症状、薬などについての質問に自信をもってお答えすることができません。未経験の看護技術もたくさんあり、より幅広く対応できるようになりたいです。また、多職種連携の難しさも感じています。職種や施設などの特徴や制度を知り、必要な情報を正確に伝えたり聞き出したりする必要があり、まだまだ勉強も経験も不足していると痛感しています。毎日の訪問での疑問を掘り下げて調べたり、研修などの訪問以外の学びの場を活用したりするなど、自身で学習していく必要があると考えています。
できることが減っても、持っている力や思いを100%毀損せずに「その人らしく生きること」、つまり利用者様やご家族が自立した生活ができるように看護の力で支えていきたいです。
また、看護の知識や技術には終わりがないと思います。常に向上心と「本当にこれでいいのだろうか」という疑問を持って、学び続けていきたいです。
新卒で訪問看護ができるの?と不安も大きいと思います。でも、修了後にはフォローアップ研修などの学習の場がありますし、何より身近に看護のプロである職場の先輩や、大先生である利用者さんやご家族がおられます。「地域」という広くてワクワクするフィールドで自由な創造力を持って看護ができるのが訪問看護の魅力です。ぜひ一歩踏み出してみてください!
日常業務に慣れたと同時に、現場での判断が以前と比べ自信が持てるようになったこと、病棟内だけでなく多職種とも積極的に関わることができるようになったのではないかと感じています。
利用者さんの状態を分析・評価する能力、状況に応じた臨機応変な対応、技術面はまだまだ未熟なのでこれからも課題だと感じます。
初心を忘れず”気づき”については振り返りをしながら丁寧な看護を実施していきたいです。そして、利用者さん、ご家族の想いに寄り添い、その人らしく過ごしていけるように支援していきたいです。