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平成31年3月14日(木曜日)13時30分~16時30分高知県立県民文化ホール グリーンホールにて、退院支援事業報告会を開催いたしました。
今年度は、新たに急性期・回復期・在宅へとシームレスに移行する地域・病院・多職種協働型退院支援体制の構築を目的に、急性期からは幡多福祉保健所管内の幡多けんみん病院、回復期からは中央東福祉保健所管内のJA高知病院、須崎福祉保健所管内のくぼかわ病院を事業参加病院とし、研修事業と相談支援事業を展開いたしました。地域ごとの運営メンバー会議を基盤として、退院支援の流れを活用したツール「退院支援可視化シート」を作成するとともに、そのシートに基づき事例展開を繰り返し、洗練化を行いました。
報告会では、今年度の成果を、3か所の参加病院に加え、退院後の生活を支えているそれぞれの地域からもご報告いただきました。報告会への参加申し込みは200名を超え、病院からは急性期から療養病床まで、地域からは地域包括支援センター、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、介護系施設など様々な領域からの参加がありました。本事業が大切にしている「地域・病院・多職種協働」が着実に波及している成果と実感しております。
今年度、退院支援事業にご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
健康長寿センター 退院支援事業プロジェクトチーム一同
報告会プログラム
報告会 (その他のファイル:93KB) 報告会 プログラム (その他のファイル:102KB)
報告会アンケート(抜粋)
・地域の居宅介護支援事業所や包括支援センターの発表が聞け、病院として何を求められ、何に取り組むべきか分
かった。病棟で退院支援の仕組み作りを行う中で、管理者研修を受けた上司が力添えしてくれ活動の際に助かっ
た。
・事業に参加した病院が、事業での学びをその後にどう活かし、仕組みを見直しながら継続して行かれるのか興味深
く思います。その後の様子も知りたい。
・今現在、地域と連携する際の窓口問題、連絡の取り方、多職種の役割分担など退院支援においての困りごとがあり
ますが、本日の発表が大変参考になりました。院内や地域との連携に活かしたいです。
・退院支援における優先課題において「情報共有不足」「窓口の不明確さ」など各地域で共通したものがあった。今
後の退院支援の仕組みづくりの基盤となる重要な課題と感じた。
・退院支援可視化シートと地域の退院調整ルールの連動と修正しながらも継続した取り組みの重要性を感じた。各市
町村によって、オーダーメイド化も必要であると思う
・東部は病床数が少なく空所がないからと市内の急性期病院へ相談があります。地元の病院へ患者様を返す際、病
院の窓口がどこなのか把握出来ると有り難い。直接自宅退院の場合の退院調整の方法が各福祉保健所ごとに違う
と感じている。
・退院支援事業に取り組んだ病院と地域が、その後について相談出来たり、研修する場を設けてもらいたい。
開会挨拶 高知県立大学 学長 |
開会挨拶 医療政策課課長 清水貴也氏 |
平成30年度 退院支援事業の概要説明 |
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報告(2) 須崎福祉保健所管内 |
報告(3) 幡多福祉保健所管内 |
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コーディネーター育成について |
報告会後 集合写真 |
【お問い合わせ先】
高知県立大学総務企画部企画連携課 由比・岡林
〒781-8515 高知市池2751番地1
電話:088-847-8700 Fax:088-847-8670