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平成28年3月16日(水曜日)、16時~16時30分
「平成27年度訪問看護スタートアップ研修」中山間枠の修了式が執り行われました。高知県の関係者と、6ヶ月間受講者をサポートしてくださった訪問看護ステーションの所長にご出席いただき、昨年12月に一足早く修了された全域枠受講者にも見守られながら、一期生6名が修了しました。
修了式では、本学健康長寿センターの池田光徳センター長から、1人1人に修了証が手渡され、「中山間の山肌に咲く緋寒桜のように、地域の方々の生活を明るく豊かにする訪問看護を実践してください」とお祝いの言葉をいただきました。また本学副学長の野嶋佐由美先生からは「この研修を受講してくださり感謝しています。皆さんは訪問看護師として無事スタートアップを終えました。これから益々レベルアップしていってください。また、大学を母校と思い、困ったら相談にきてください。」と激励を受けました。講座責任者の森下安子教授からの「在宅医療を受けて住み慣れた地域で暮らし続けたいという利用者さんの思いを実現できるよう、頑張っていきましょう」というメッセージを受け、修了者代表として挨拶した木村さなみさんからは、「治療ばかりを優先するのではなく、利用者さん一人ひとりの生活を大切に支えたい」と今後の抱負が語られました。
受講者は、6ヶ月間の研修を通して、在宅看護に必要な知識・技術の習得だけでなく、訪問看護師として利用者さんの健康や生活をどのように考え、何を大切にし、どう寄り添うのか、何度も考えてきました。大学での講義・演習、所属ステーションでのOJTで学んだこと、訪問看護の先輩からいただいたアドバイス、すべてが受講者の成長につながっています。また、研修で出会った仲間とのつながりは、受講者にとってかけがえのないものとなったようです。4月からは二期生の研修が始まります。これから先も同じ研修を受けた同窓生がどんどん増え、ネットワークを広げながらよりよい在宅ケアを実践してくださることを願っています。
修了証書授与 修了者代表挨拶
高知県健康政策部医療政策課長挨拶 修了者6名と記念撮影